日報運用では、何が課題でしたか?
日報は業務の振り返りと組織の記録として重要です。一方で、担当者によって記述内容や粒度がばらつき、後から見返しても価値のある記録になりにくい状況でした。
「何を書けばいいか分からない」「書く時間がない」といった入力ハードルもあり、提出率や記述量にも課題がありました。
AI日報サポートは、何をする仕組みですか?
kintoneの日報アプリにAIサポート機能を追加しました。入力内容をAIが整形・補完し、誰が書いても一定品質の日報テキストが生成されます。
自社5名のkintoneユーザーによる運用・検証を完了しています。
どの技術で、文章を整形していますか?
kintoneの日報入力フォームから入力内容をOpenAI APIに送り、AIが文章を整形・補完して返します。
kintoneとOpenAI APIの間はGoogle Apps Scriptが橋渡しします。APIキー管理やリクエスト制御をサーバーサイドで処理し、キーをフロントに出さない構成です。
OpenAI APIの従量課金を使うため、利用規模に応じたコスト設計が可能です。
自社検証で、何が分かりましたか?
検証期間中は、日報の内容が均質化し、後から見返せる記録としての価値が高まることを確認できました。入力補助によって入力のハードルが下がり、提出率・記述量も改善しました。AIの出力品質も、想定以上でした。
一方で、検証の枠を離れた日常業務では入力数が減り、定着には至りませんでした。文章で日報を書く習慣がもともと社内になかったことが、大きな要因でした。仕組みより先に、書く文化づくりから始める必要があると分かりました。
本機能は外部への提供は行わず、社内での取り組みの実績として掲載しています。
技術スタック
- kintone(日報アプリ・トリガー・データ保存)
- Google Apps Script(API中継・セキュリティ処理)
- OpenAI API(文章生成・補完・整形)